うぃず

前のページへ戻る

名取の石垣(伊方町)

*

名称 名取の石垣
住所 愛媛県西宇和郡伊方町名取map
お問合せ先 TEL:0894-39-0241(町見郷土館)

インフォメーション

名取の石垣

* *

 集落の内部へ車が入れる道が少ないため、徒歩での散策がオススメです。斜面にはりつくように家々が並んでいて、どこからでも宇和海を一望できます。また、色とりどりの石垣が煉瓦造りの建物を彷彿とさせ、まるで外国にいるかのような錯覚に陥ります。

*五輪塔

 名取の由来は、宇和島藩主が奥州仙台からやってきた時に連れてきた仙台藩名取の人々をここに住まわせたからといわれていますが、実際には江戸時代よりも古い五輪塔などが見られるので、それより前から集落が形成されていたと最近では考えられているようです。

石垣の特徴

*矢羽根積み *平積み

 石垣を作っている石は主に「青石」と呼ばれる緑色片岩で、加工しやすい石材です。そのほか、黒色片岩という若干崩れやすい茶色い石、さらにこの佐田岬半島でも名取を含む一部地域では石灰岩、いわゆる大理石が採れます。そのため青、緑、茶、白といった他にはない色彩豊かな組み合わせの石垣が訪れる人を魅了します。
 角の取れた丸い石は海岸で、角張ったものは山で採ってきた石を使っているようです。積み方に加え、石の大きさ・形もまた、おもしろい表情を見せてくれる要因でしょう。

 石垣は、「エバサン」と呼ばれる石工職人が組んでいました。平たく重ねて積む「平積み」、斜めに積む「矢羽根積み」、ほかにもさまざまな形状で積んでありますが、その職人技で崩れることなく今日までその姿を見せてくれています。残念ながら現在ではエバサンがいないので、同じように石垣が作られることはないそうです。

生活の一部

 石垣が作られているのは、斜面に家を造るための基礎の部分、馬小屋・牛小屋といった家畜の小屋がありますが、他にも生活に欠かせない場所があります。

* *

 生活用水として現役で使われている「岡の川」。今でも地元の人が水を汲みに来るそうです。水汲み場へ降りて見ると、驚くほど水が澄んでいて、水神がまつられていました。昔から大事にされてきたことが伺えます。

*

 名取一番のオススメスポットはこちら。ハの字になったところが井戸、その上に水神がまつられています。手前はかつての納屋と牛小屋です。
 ここはまさに職人技の見どころ。建物の角がびっしりとそろい、道に沿って緩やかなカーブを描き、そしてこの色彩です。

*

 こちらはイシムロという薪を入れるちょっとした倉庫のようなスペース。車が入れない集落なのでこのような倉庫が数箇所あるそうです。

* *

 石垣から出っ張っている石は階段になっている、という説もありますが、こちらは洗濯物を干すところ。上部には丸く穴のあいた石が2、3箇所あり、そこに棒を挿し洗濯竿を渡していたそうです。

チェック

名取の鎮火地蔵

*
*うし

 名取集会所の上に、「鎮火地蔵」があります。江戸時代の終わり頃、名取集落に大きな火事があったそうです。ここには「うし」や「うま」の供養墓もあります。

MAP

Google Mapで見る

ページトップへ