うぃず

前のページへ戻る

旭館(内子町)

*

名称 旭館
住所 〒791-3301
愛媛県喜多郡内子町内子
TEL 0893-44-3057(森文醸造)
開館日 お問い合わせください
URL http://www.mori-bun.com/

インフォメーション

活動写真館 旭館

*

 上に塔屋があり、2階にバルコニーがあってその下にポーチが・・・大正15年に建てられたモダンな建物です。この旭館は、娯楽が少なかった時代に映画を見たい地元の人たちが資金を出し合って建てた民間の映画館です。大正15年に営業を開始してから昭和43年に閉館するまで地元に愛されてきました。その後は倉庫として使用されていましたが、メディアに取り上げられたことをきっかけに問い合わせが増え、なんとか活用したいということから、平成24年に期間限定で上映する映画館として復活しました。

*

 この旭館、建設当時は漆喰が薄いピンク色、柱が弁柄(赤色)という、なんとも派手な外観で、通りから少し入るところなので目立たせていたようです。名前の由来は定かではなく、関係者がアサヒビールの「高橋邸」へ出入りしていたので「旭館」という名前にしたのではないかということです。一時期「電気館」という名前に改名したこともあったとか。

舞台・客席

*入口〜舞台の下

 営業当初はお芝居と映画を上演・上映する劇場で、その後徐々に映画主体に変わっていきました。

 入ると中は天井が低く、通常の配置とは違い舞台の位置が逆(入口のほうが舞台)になっており、その舞台の下が休憩所になっています。舞台袖には芝居をやっていた時の楽屋もありました。当初は内子座と同じく枡席で、入口に草履や下駄をかけておいたそうです。

*

*見た目がタコのよう

 通路や客席の壁一面に貼られたポスターはレトロなもので昭和20〜30年代に使っていたポスターを修復してあったり、映画館関係者の方に送ってもらったり、また、どの年代の方がきても楽しめるよう、最近の映画のポスターも展示されています。

 復活した上映会では、映画会社に直接交渉していただいた資料や手紙のほか、上映会で使う映写機や通称「タコ」といわれる珍しい整流器といった古い機械も展示されています。

*畳席

*拡張した部分

 2階は畳の席があり、人が少ないときはのんびり寝転がって見ていたそうです。天井の升目にはそれぞれ広告が出してあり、小田や中山など内子近郊のお店の広告まであります。現在は少し2階部分を拡張し、上映時には35ミリの映写機を2台置いて、お客さんにそれを見てもらえる様にしているそうです。

保存と活用

*

 旭館は建物としても価値があり、登録有形文化財に指定されました。また、建築学会誌でも紹介されているそうです。そしてなにより、今も活用している状態がとても価値のある事だとか。

 館内には250人ほど収容でき、現在は年に1、2回のペースで上映会を行っています。映画を上映するときはチケットが必要ですが、観光などで見学するのは無料です。ノスタルジックな雰囲気の旭館ですが、最近では海外の観光客の方も多いそうです。

*当時使われていた椅子

 このような建物は日本中にたくさんありましたが、今ではほとんど残っていません。しかし、旭館は閉館して50年間倉庫として活用していたことから、雨漏りの修理や人の出入りがあったので今日までその姿が残っている貴重な建物です。普段は閉まっているので外観を見ることはできますが、内部を見学したい場合は「森文醸造」へお問い合わせください。

MAP

Google Mapで見る

ページトップへ