ぷりてぃがーるいんたびゅぅ

島部 佳子さん(大洲市)
小柄な体で大型バスも運転する女性タクシードライバーの島部さん。
そんな島部さんにいろいろと聞いてみました。

●島部さんは大洲市で唯一人の女性タクシードライバーさんだそうですね。
そうですね。個人でされている方以外では一人だと思います。
●そうですか。では、タクシードライバーになったいきさつを教えてください。
わたしは高校を中退した後に、富山県に住んでいたんですが、そこで大型トラックの運転手をしていたんです。
●大型・・・っていうと、11トンとかああいうのですか?
そうですね。18歳の時が4トン、20歳で大型免許を取って6トンに乗って、21歳から15トンのトラックに乗ってました。
●その当時は女性のトラック運転手さんは多かったんですか?
いえ、全然いませんでしたね(笑)。
●ではなぜトラック運転手になろうと?
う〜ん・・・。なんですかね。ただ単に大きいものに対する憧れですかね。だからダンプはダメなんですよ。大きいトラックじゃないと。
富山県に行った時に、地方から来た人を応援している方が社長さんのガソリンスタンドで働いていたんですが、そこに大型車が給油に入って来るじゃないですか。それを見て、「いいなぁ」って。それで運送屋さんに履歴書持っていって、そこの社長さんに「雇ってください」って(笑)。最初は「女なんかに務まる仕事じゃない」って断られてたんですが、そのうちに入社させてくれることになって。
●社長さんが根負けしたって感じですか。
そうですね。でも、すぐ音を上げると思ってたみたいですよ(笑)。でも私が負けず嫌いなもんで、続けたんです。でも体力無いでしょ?だから、仕事が終わってからスポーツジム通ったりして、体力付けてました 。
●(驚)運送の仕事が終わってからですか?
そうですね(笑)。朝11時くらいから夜11時くらいまで働いてその後に。でもその無理がたたって、20歳の時に腰を悪くしてしまって、もうその仕事ができなくなったんです。
だからその後はもう少し体に負担のかからない仕事にしてもらいました。
●それでその後大洲に帰ってきてから、タクシー運転手になられたんですか?
いえ。しばらくは老人ホームで介護の仕事をしていましたが、やっぱり事務所・・・っていうか、一日中一つの建物の中で仕事をするっていうのに耐えられなくなってしまって。
その後に今勤めてる会社に、「女性タクシー運転手希望なんですが、私を雇ってくれるなら今すぐ2種免許取りに行きます」って電話掛けたんです(笑)。そしたら連絡が来て、雇ってくれるっていうんで、すぐに大型2種免許取りに行きました。
●話は変わりますが、やっぱり大型免許って難しいんですか?
大型1種の時は、自分で言うのもなんですけど(笑)優秀だったんで、1回でパスしました。大型2種はさすがに難しくて「知恵熱」が出ましたね(笑)。もうちょっとしたことでもダメなんですよ。やっぱりお客さん相手だから。で、3回目でやっとパスしました。でも結構引っかかる人だと20〜30回目でやっと取れる人もいるそうです。
●え?タクシーの運転は普通の2種免許じゃないんですか?
そうなんですけど、私はバスを運転したかったんですよ。やっぱり大きいものに対する憧れですかね(笑)。今は観光シーズンに観光バスの運転もさせてもらってます。
●やっぱり大きいものに対する憧れがあるんですね(笑)。ではタクシーの運転手をされていて、楽しいことってありますか?
そうですね。楽しいことはいっぱいあるんですけど、お年寄りの方が私を指名してくれて、ご飯とかご一緒することがあるんですが、そういう時に「あんたとご飯食べたり話したりするんが一番の楽しみなんよ」とか言っていただけるのは嬉しいですね。
●お客さんとご飯を食べにいったりすることもあるんですか?
ありますよ。たまに。決まったお客さんですけど。その他にも、お客さんと釣りに行ったこともあります。その時は朝から晩まで一緒に釣りして、帰りにお魚もいっぱいいただいて(笑)。まだこの仕事はじめたばかりだったので、「こんなことしてて大丈夫なんかな?」とか不安になりましたけど(笑)。
●ではこの仕事をしていて困ったことは?
酔っぱらいのお客さんには結構困ることがありますね。こっちは女性だから結構お客さんからすると覚えてるじゃないですか。で、乗った時に「ウチ行ってや!」とか言われるお客さんがいたんですね(笑)。でもこっちは覚えてないですから、「いえ・・・、あの、すみません・・・」とか(笑)。
あとは降りてくれないお客さんとか(笑)。これは困りますね。
膝枕されたこともありますよ(笑)。
●(笑)そんなことまで?
やっぱり酔っぱらったお客さんっていうのは・・・(笑)。
●なるほど(笑)。小さい時はどんな感じのお子さんでした?
すごく内気で、出席をとる時に先生に名前呼ばれるじゃないですか。それに返事をするのも恥ずかしいって感じでした。
●え〜(笑)。今からは想像できませんね。
小学校6年生の時に、学級委員長をした時から変わりましたね。人前で話す機会が多くなってから。それからは・・・、結構やんちゃな感じになって(笑)。結構先生方にもご迷惑をおかけした時期もありましたね。
●なるほど(笑)。では、理想のタイプなんかはどんなタイプですか?
そうですねぇ。やっぱり大きい人が。体格のがっちりした人が好きですね。
●やっぱりなんでも大きいのが好みなんですね(笑)。では、お休みの日なんかはどんなことされてます?
車とかバイクはやっぱり好きなんですけど、あんまりドライブ行ったりとかは最近無いですね。家でゴロゴロしたり、インターネットしたりしてます。
あと、お酒が好きなんですよ(笑)。
●どれくらい飲むんですか?
焼酎が好きなんですよ。そうですねぇ・・・。外に飲みに行った時は記憶がなくなるまで、お金が無くなるまで飲みますね(笑)。でも最近は家で飲むことが増えましたね。家では大体5合くらいですかね。
●タクシーの運転されてて、いろんなところに行かれてますよね。その中でおすすめの場所なんかあったら教えてください。?
おすすめの場所ですか。そうですね。如法寺の紅葉なんかすごく綺麗ですよね。あとは臥龍山荘。でもそういうのは全部お客さんに教えてもらったんです。お客さんが連れて行ってくれて。
●そうですか。では、何かこれからの目標のようなものはありますか?
そうですね。タクシーの運転手もいいんですけど、やっぱり目標はバスの運転手ですね。今は臨時で観光バスの運転手をしてますが、いつかはそっちをメインにしたいです。やっぱり大きい車を運転したいので(笑)。
●では最後に、どこに行けば島部さんのタクシーに乗れるでしょう?
日によって違いますけど、だいたいJR大洲駅のタクシー乗り場で待機しています。「肱南タクシー」を探してみてくださいね。
●今日はどうもありがとうございました。
ありがとうございました。

 


編集者感想
どんな質問にも丁寧にハキハキと答えてくれる島部さん。お客さんからのご指名があるのも頷けます。これからも夢に向かって頑張ってくださいね。