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●まずご出身はどちらですか。
香川県香南町です。香川県の山手の方ですね。
●香川県出身の高嶋さんが伊方町の博物館に来ることになった経緯は?
大学院にいる時に学芸員の募集をしているところをいろいろと探していた時にこちらを見つけまして。それでこちらの方に来ることになりました。
●なるほど。学芸員さんというのは具体的にはどのような仕事をされているんですか?
まぁ平たく言えば博物館の仕事全般ということになるんですが、とりあえず資料を集めまして、その資料の保存・保管をして、その一方で調査もしていきながら一般の人に活用できるような形に展示したり、その地域の歴史などを分かりやすく説明したりするのが主な仕事ですね。
●この「町見郷土館」は元々中学校だったそうですが?
そうですね。平成9年度で廃校になった「町見中学校」を博物館として利用させてもらってます。ここ(展示室)は結構手を入れていますが、2階はほぼ当時のままにしてあって、開校当時からの卒業文集や、記念写真集を見ることが出来るようになっています。
●この博物館ではどういったものを、どういうコンセプトで展示しているんですか?
こちらの地域で昔一般に使われていた生活用品などを中心に展示しています。それらのものを「見て、触って」というコンセプトで、どの展示物も触ることが出来るようにしています。あと、説明などに関しては、小学生でも分かるように分かりやすく説明するように心がけていますね。
●なるほど。全部でどれくらいの量があるんですか?
未整理のものも含めると、約4,600点あります。まだまだ新しいものも入ってきているので、それらを全て整理していかないといけないんですけど、なかなか・・・。
●やっぱり新しいものが入ってきたらそのものについて調査して資料としてまとめ上げていくんですよね?
そうですね。
●数的にいっても、それだけのものを調査してまとめるというのは大変じゃないですか?
それがね、楽しいんですよ(笑)。いろいろと調べていく内に、その郷土の一般の人の歴史がどんどん分かってくるんですよね。それが本当に楽しいですね。
●なるほど。では、学芸員になろうと思ったきっかけは何ですか?
高校時代から民話や神話を読むのが好きだったんですね。まぁその時はそれが民俗学という学問に繋がっているということは後で知ったんですが、それから大阪の芸術大学に進みまして、文章ではなく触ったり見たりすることで分かることがあるということを勉強したんですね。それでその調べて分かることと、見たり触れたり感じたりすることで得るものがあるということを知ったんですね。それで、その両方を併せ持ったものは博物館であると。それで博物館なら学芸員だろうということで、学芸員になろうと思いました。
●それで大学院の方に進まれたんですよね。大学院ではどんな研究を?
大学院の方では徳島文理大学で獅子舞の研究を主にしていました。獅子舞というのは日本中にあって、一説には民俗芸能の中で一番種類が多いといわれているんです。本当にバラエティーに富んでまして、なかなか調べようという人はいないんですが。今も獅子舞の研究は続けているので、近い内にそれをまとめたいとは思ってるんです。こちらの方にはたくさんお祭りがありますよね。だから秋が楽しみなんですよ(笑)。
●こちらの博物館の利用者というと、どういう方ですか?
やっぱり地元の小学生だとか、ここが元中学校だったのでOBの子とかですね。まだここに博物館があるということもあまり知られていないので、お客さんは少ないですね。なのでこれからどんどん外に知らせていく方向に進まないといけないんですけどね。
●なるほど。では、小さい頃はどんな子供さんだったんですか?
子供の頃ですか(笑)。ん〜、どんな子供だったんでしょうね(笑)。まぁ、変な子供といえば変な子供だったんですが、ドラえもんの秘密道具をカードに整理して、一人でまとめたりしてましたね(笑)。
●(笑)やっぱりその頃から、まとめたり整理するのが好きだったんですか?
そうそう(笑)。他にも世界の国旗とかを集めてきて、まとめて整理したりしてましたね(笑)。何してたんでしょうね(笑)。
●(笑)なるほど。ちなみにこちらに来たのは今年の4月からだそうですが、こちらに来てびっくりしたこととかはありますか?
やっぱり町に出ても、言葉一つとっても驚くことばかりで(笑)。毎日が楽しいですね。
●例えばどういうものですか?
「いだら」とか「だんだん」とか。もう最初聞いた時はびっくりしました(笑)。「だんだん」が「ありがとう」っていう意味だなんて想像も付きませんでしたよ(笑)。まぁ民俗学やってる人間として、方言聞いてびっくりしてそのままじゃダメなんですけどね。そこから民俗とか歴史とかを研究していかないといけないんですけどね。
●そうですよね(笑)。他にはなにかありますか?
そうですねぇ。オート三輪が走ってるのにもびっくりしましたね。思わず写真撮っちゃいましたよ(笑)。
●では、これからの目標みたいなものがあれば教えていただけますか?
やっぱり地元との密着というか、この博物館を地元の人にもっと身近なものとして感じてもらえるようにしていきたいですね。あとは、まだここは博物館としていろいろ手を付けられる部分はたくさんあるので、そういうところはどんどん変えていきたいです。機関誌などを定期的に発行していきたいとも思っています。
●あと何かこのホームページを見ている人にアピールしたいことは?
町見郷土館では、7月14日まで『くらしの中の「やきもの」展』と題して、館の一角で企画展を開いています。お子さんにも分かりやすいように工夫して展示していますので、是非一度立ち寄って、本物の迫力を感じてみてください。(町見郷土館のご利用案内はこちら)
●たくさんのお客さんが来館するといいですね。これからも頑張ってください。今日はありがとうございました。
ありがとうございました。
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