「さだみさき夢希会」理事長 加藤 智明さん(伊方町)

──今回は伊方町の「さだみさき夢希会」理事長の加藤さんです。「佐田岬はなはな」でお話を伺います。

──まずは、さだみさき夢希会(ゆめきかい)について教えていただけますか?

NPO法人さだみさき夢希会(ゆめきかい)というのは、地元の住民が中心になって、過疎化が進んでいく地域をもう一度元気にするために、灯台周辺に住んでいる方を中心に活動しているグループです。

漁師さん、農家さん、商売をされている方など30名くらいのメンバーがいて、3年前から活動していましたが、2017年2月にNPO法人になりました。

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──「夢希会」の名前の由来は?

「これから若い人たちがこの地で夢や希望をもって生きて行けるようにしたい」という願いを込めて付けられました。理事長として代表をさせてもらっていますが、若いのでこの役になってしまいました。ちなみにメンバーの中で若いのが僕で43歳ですが上は80歳くらいになります。やはり年配の方が多いですね。

──ずっと伊方町にお住いですか?

若いときに5年ほど県外にいましたが、戻ってきてから実家の仕事を継ぎました。こちらはのんびりしているので、今は時間も作れて自分のしたいことができている、という感じです。

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蓄養池跡で海上サイクリング

──したいことと言うと夢希会での活動ですか?

体を動かすことは好きだったので、ここでお客さんを楽しませることは?というとやっぱり「海」しか思いつかなかったので、海でできるアクティビティを始めました。海上サイクリングは自転車に乗れれば誰でも乗れます。子供でも小学校2年生くらいから、自転車を小さいものに付け替えて乗ることもできます。安定しているので、海に落ちる心配はないですよ。予約制で15分1000円で体験できます。

──海上サイクリング!面白そう!

私の個人的な趣味もはいっているのですが、海外でこういうアクティビティがあるのを知って、ここでも同じようなことができそうだということで道具を購入させてもらったんです。昨年は海水浴場の方でやりましたが、今年は灯台の真下に昔漁協がイセエビの出荷調整に使っていた池があるんですが、そこに魚を泳がせて、遊びながら魚が見えたり。寒いので6月から10月くらいの期間でやっています。

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ピクニックハウス

──他にはどのような活動を?

もともと灯台のガイドをされていた方や灯台周辺のクルージングをされていた方など、観光サービス業をされていた方がいるので、その事業の延長線上の活動です。今まで観光してもらっても食事をする場所がなかったので、自分たちの会で食べるところを作ろうと、灯台に「ピクニックハウス」というのを作りました。駐車場の横にあります。

──レストラン?売店でしょうか?

手ぶらで来ていただいても楽しめるように、ピクニックセット一式を貸し出しています。「ピクニックハウス」名物の40センチの太刀魚のフィレを挟んだ長いサンドイッチを買っていただいて、お好きな場所で食べていただけるというセットになっています。昨年の南予博でも出店していました。

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取材中にばったり「民宿大岩」の大谷さんに遭遇。加藤さんは大変真面目な方だそうです。

──そういえば佐田岬灯台付近って、これまでに売店ってなかったですね。

今は灯台まで道が悪く駐車場が狭いので、連休には混んで途中であきらめて帰ってしまう方が多いので、道を広げてもらったり、駐車場を広げてもらうように行政に働きかけています。

──確かに、道路が少しずつきれいに広がってるような。

まあ、そういうこともあって、陸路が悪いなら海からも、ということで「民宿大岩」さんから灯台までの不定期航路の許可を頂いて、灯台まで船で行って、下船して灯台を見ながら海鮮BBQを楽しめるようなプランを作っています。

──クルージングと海鮮BBQって良いですね!新スポット御籠島にも行けますね!

予約制なので「さだみさき夢希会」のホームページを見てお申し込みください。

──では、加藤さんが伊方町の好きなところを教えてください。

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左へ照射されている白い棒が「黄金碆」

半島なので山頂に行くと二つの海と島、九州を展望できる場所があって眺めると癒されます。

あとは、灯台の先400~500mくらいのところに黄金碆(おうごんばえ)というのがあります。昔よく漁船が座礁した浅瀬になっている場所なんですが、今は灯台から明かりを照らして航行する船に危険を知らせているんですが、夜見るととてもきれいですよ。

──伊方町のおいしいものも紹介してもらえますか?

三崎名物は三崎サバやアジ、イセエビなどの海産物と柑橘類ですね。「活しゃぶ」といってハマチや鯛など新鮮なお刺身をしゃぶしゃぶにして食べるのも美味しいです。

最近ではアカモクといって、ヌルヌルしたひじきのような海藻が人気ですね。今までは船のプロペラに絡みつく厄介者だったんですが、最近スーパーフードとして扱われています。

あとは特産品「金太郎芋」でしょうか。伊方町の中でも、旧瀬戸町のあたりでつくられている美味しいさつまいもです。

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──それでは、今後の目標を教えてください。

このあたりは民宿や旅館が多く、どこでも地元の美味しいお魚が食べられます。名物のサバも新鮮なので刺身で食べることができます。これはほんとに美味しいですよ。

しかし、フェリーを利用する人は年間40~50万人いるんですが、ほとんどの人が伊方町を通り過ぎていくだけなので、そのお客さんをなんとか灯台や地元の民宿・レストランを利用してもらえるようにしていきたいです。

今後は地元をもっとにぎやかにして、若い人たちが住みやすい場所にしていきたいですね。まず仕事がなくて若い人が出ていってしまうので、観光地として確立させて、若い人の仕事を生み出せるようにしたいですね。ここに住み続けてもらえることが目標です。

──最後に、ホームページを見て下さる方々にメッセージをお願いします。

伊方町に来て、きれいな自然と美味しい食べ物をぜひ堪能していただいて、面白い歴史もたくさんあるのでそれも学んでいただけたらなと思います。

──今日はどうもありがとうございました。

加藤 智明さん(伊方町)

「さだみさき夢希会」理事長

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