長浜観光ボランティアガイドの会 山本 慧子さん(大洲市)

──今回は大洲市長浜地区で観光ボランティアガイドをしている山本さんにお話を伺います。場所は、「末永家住宅(百帖浜屋敷)」です。先ほどまで「遊ぶ:うぃず特集」の取材で「長浜大橋」と、こちらの「末永家住宅」の説明をしていただいていました。

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──あらためて宜しくお願いします。ボランティアガイドを始めたきっかけは?

大洲市、その時は合併前の長浜町だったんですが、ボランティアでガイドをしてくださいって頼まれたのがきっかけではじめたんです。57歳で退職してからすぐぐらいだったかな。

──歳がバレてしまいますが、何年くらいやってるのでしょう。

13年くらい経ったかもしれん。

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末永家住宅

──そもそもガイドに興味があったんですか?

興味はね、なかった。だからお仕事としてお金もらうんじゃなく、「ボランティア」だったらいいかなって思って。役所の方も、私がしゃべれるんかなって声をかけたのでしょうかね。NTTのセールスマンで走り回りよったんで、じっと、大人しくしとる仕事じゃなかったんで、この人ならしてくれるんじゃないかなって頼んだんじゃないかな。

──他にも何人かガイドさんはいますか?

最初はね、6人くらいが頼まれてしよった。ガイドするのも赤橋(長浜大橋)だけだったんですよ。JRがトロッコ列車を走らせていて、最終地が長浜。夜、長浜駅で降りて歩いて赤橋まで来て、橋を上げて説明するだけだったんです。その後、NHKの大河ドラマ「龍馬伝」があったぐらいから、龍馬が脱藩する時に上陸した土地ということで龍馬の話がはじまり、ここの末永邸が整備されてきて。そうすると、それぞれの理由があってやめられました。私がやめたら長浜地区には誰もいなくなるんで、一人で頑張ってます。

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長浜大橋をガイド中

──え、お一人なんですか?

私がどうしても抜けれん用事があったときこまるけん、誰かおらんかと思うんやけど、忙しい割にガイドの依頼がくる時は体が空いてるんですよ。

──昔から歴史には詳しかったんですか?

いいえ、まったく興味なかった。

──退職してからガイドの勉強なさったんですよね。

龍馬ゆかりの地ということで。

──長浜のご出身なのですか?

出身は内子町です。こちらに嫁いで40年あまり。しゃべるからには勉強しなくちゃならないし、坂本龍馬の本を何冊も何回も読んで龍馬脱藩のことを勉強しました。資料を見ながらガイドする訳にはいかんから。

──それまで興味が無かったのに、すごくお詳しい。

龍馬のことを話す為に勉強しだしたら龍馬が大好きになって。「愛媛龍馬会」に入って、本を読んで、講演もやります。1時間ぐらいしゃべります。

──どんなところで講演なさるんですか?

今までは大洲市の関係の会場です。ご要望があればいつでも行かせていただきます。脱藩の道で1時間やねぇ。マイク持ったら離せないんですよ。大勢の方々の前でも話させてもらいますが、誰一人眠らさんようにせないけんと思います。だらだら話したらいかん。小学校にも行きます。講演ではなくて、長浜の歴史のこといろいろ話してくださいって頼まれたこともあります。

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──龍馬のどこが好きですか。

人間性、生き方、人を惹き付ける力がすごいんですよね。そして行動力。歴史上の人物でも3番目くらいの人気じゃなかったかな。銅像の数は二宮金次郎が一番多くて、次に龍馬が多いと思いますよ。ドラマや一時のブームで終わらない、いつの時代も人気がありますよ。

──本当に龍馬がお好きなんですね。龍馬を身近に感じることはありますか?

感じますよ、長浜はもちろんですが「泉ヶ峠」が一番感じます。河辺から歩き五十崎にある峠でそこから五十崎の亀の甲という舟着き場に降りたんです。感じ方がそれぞれ違いますけど、私にはその場所の雰囲気が。あそこに行ったら絶対龍馬の足跡があると感じる場所です。

──さて、山本さんにガイドを頼もうと思ったら、どこに申し込めばいいんでしょうか。

長浜支所で受け付けて、そこから依頼が私へきます。赤橋も、長浜支所に事前に申し込めば、日曜日以外も開閉してくれますよ。(近所に住んでいるので)通りがかりに観光客の方がいたらその場でマイク持たんでもガイドすることもありますし。

──ガイドの頻度は?これから増えそうですが・・・。

月に2、3回くらいだから一人でやれるんですよね。それでも助けてくれる人もいるんですよ。どうしても私が無理な時は、他の地区のガイドさんがガイドをしてくれます。でも跡継ぎ出来るまではやります。まぁいつまでもは年齢的に続かんので。

──いやいや、全然お若いですよ。

今日は、朝こちらの末永家住宅の掃除をボランティアのみんなで30分ほどして、そのあと話し合い。そしてこのインタビューがあって、お昼から会合。

──でもすごく楽しそうです。お話も生き生きしていますし。

一晩寝たらおおかた戻りますから、元気でおらんと毎日こなせませんから。

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長浜大橋 開閉中

──最後に長浜の見どころをお願いします。

我が国最古、国の重要文化財になった開閉橋を見にきてください。冬の肱川あらしを見にきてください。坂本龍馬が四国を最後にする場所として長浜の港にあがったことをご存知ですか?長浜の江湖の港に上がり冨屋金兵衛邸で一泊しました。

──見どころいっぱいですね。本日はお忙しいところガイドとインタビューと両方、ありがとうございました。

いいえ、こちらこそありがとうございました。なにかあったらなんでも聞いてくださいね。

──長浜大橋から江湖の港、龍馬の長浜宿泊地にかけての説明も、言葉がどんどんあふれ出てくるように説明していただきました。本当に龍馬が大好きで、それがすごく伝わってきました。ありがとうございました。

山本 慧子さん(大洲市)

長浜観光ボランティアガイドの会

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